相棒ふくろう🦉と歴史一周、地球一周

『ただ観光のように旅をするだけでは世界の本当の姿は見えてこない』をモットーにぽつり、ぽつりと。

ギリシャ🇬🇷パルテノン神殿と女神アテナの謎に迫る!

 

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こんにちは!

べいです*˙︶˙*)ノ

 

 

ギリシャと言えば

オリンピックの発祥地でもある

首都アテネ

 

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そしてこの大都市に

囲まれたようにそびえているのが

 

世界遺産アクロポリスです。

 

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アクロポリスとは

『高い丘の上の都市』という意味で

 

 

オリンポスの神様のために

作られた場所、

 

そして敵からの攻撃を防ぐための

要塞でもありました

(*`Д´)っ乂c(`Д´*)ヤイノヤイノ

 

 

アクロポリスというのは

たくさん点在していますが

 

その中でも有名なのが

ここ『アテネ』です。

 

 

そうパルテノン神殿

あるところですね!✨

 

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古代アテネの栄光を

象徴する遺跡です!

 

 

ペルシア戦争の勝利を

記念して作られた

このパルテノン神殿

 

 

ローマ帝国時代には

ビザンチン教会』

 

オスマントルコ時代には『イスラム教寺院』

 

として使われていました。

 

 

その後17世紀の戦争で

神殿が大破!

 

 

19世紀に

大規模な修復作業が行われました。

 

 

ちなみに

美しく見えるよう

視覚補正の効果を出すために

わざと歪めて作られていて、

 


基礎部分と屋根の線は

両端へ緩やかに

反り上がっています!

 

 

さらに円柱は

下へ行くほど太くなっていて

実際より高く見えるように設計されているのです✨

 


もとは木製の天井と

タイル張りの屋根があって

 

鮮やかな色で

塗られていたんだそうですよ〜!

 

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出典:

http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=329

 

 

パルテノン神殿に祀られているのは

 

知恵や知性の神様として知られている

オリンポス十二神のひとり

『女神・アテナ』です。

 

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出典:

https://fujitaku.typepad.jp/blog/2011/01/

 

 

アテナは

農業の神

→ 国を守る神

→ 学問や芸術を守る神

 

と、なんか都合のいいように

 

その時々で

色んな神様にさせられてます

 

 

ちょっと面白いので

その経緯を調べてみました٩(ˊᗜˋ*)و

 

 

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まず大前提として

古代のヨーロッパでは

女神を敬う考えがありました。

 


なぜなら女性は

神秘的な力で子どもを出産し、

 

豊かなものをつくりだしていく能力を

持っているからです。

 


その力はまさに

『豊作』

連想させました。

 

 

ギリシャアテナイという都市は

農業から発展していったところなので

 

『豊作への祈り』と

『女神』とが結びつき、

 

女神を敬おう!

という流れに

自然となっていったのでしょう。

 


この考えは

ギリシャにも引き継がれ、

農業の神『女神・アテナ』が

生まれました。

 

 

パルテノン神殿には、アテナが

農業の神であったことがわかる彫刻も

残されていて、

 

そこには

こんな内容のものが刻まれています。

 

 

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むかし、

海の神・ポセイドンとアテナは

 

どちらがアテナイ市を

支配するかの権利を争いました。

 

 

お互い持ち合わせているアイテムを

地面に刺して、

 

なにが出るか試そうぜ!

 

ということになりました。

 


ポセイドンが

三又の槍で地面を突きました。

 

すると塩水の泉⛲️が吹き出します。

 


次いでアテナが

槍で地面を突くと、

 

地面からオリーブの木が生えました。

 


アテナイ市の人びとは

女神・アテネ

オリーブのほうを選び、

 

 

彼女を『農業の守護神』に

決めたのでした。

 

 

そして『オリーブ』は

同時に平和の象徴になりました🕊

 

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アテナイ市は

どんどん大きな都市国家

発展していきます。

 

 

文化・政治・経済などのあらゆる分野で、

 

ギリシャ世界の中心に

躍り出ました。

 


当然といえば当然ですが、

国が発展すると

戦いがおきます。

 


最初は農業の神だったアテナは

『国を守る戦の神』

ともなったのです。

 

 

さらにアテナイ市の発展は

とどまることを知らず、

 

次は学問や芸術などが

盛り上がりを見せます。

 


そういうことでアテナは

『戦の神』からさらに

『学問や芸術を守る神』

になったわけです🎨

 

 

ちなみに

アテナの肩に乗っているのは

 

従者である

『フクロウ』🦉です。

 

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↑うちのフクロウ、Rockさんはこんなん

 


古代ヨーロッパでは

豊かな実りが得られるようにと

神様を信仰していました。

 


そして

動物たちを神様の従者

とすることで、

 

動物たちが大きな力を

もたらしてくれると考えていました。

 


古代の遺跡からは

鹿

カエル

カメ

ミツバチ

ヘビ

などの像が見られます。

 


そのなかでもフクロウは

ネズミやモグラなどの

害獣を捕らえて食べてくれるので

 

農民にはとてもありがたい存在!

 


古代ヨーロッパには

フクロウが多く生息していたので

 

きっとたくさん

退治してくれていたのですね!

 


大地の豊かな恵みを

守ってくれる神様には

 

フクロウはぴったりでした。

 

 

フクロウのその物静かさや

無駄のない狩りをする様子、

 

世の中を睥睨するようなその瞳が

 

賢者のようなイメージを連想させます。

 

 

国を守る戦の神

そして学問や芸術を生み出す

知恵の象徴といっても

引けを取らないその姿。

 

 

まさに女神・アテナの

従者にふさわしい!

 

ということだったのでしょう!

(`・∀・´)✨

 

 

それを裏付けるように

古代ギリシャの通貨だった

『テトラドラクマ

という銀貨には

 

 

表の面には

女神・アテナの横顔が、

 

裏の面には

フクロウの姿が

刻印されています。

 

 

古代ギリシャの人びとに

とても親しまれ、

愛されていたのが

垣間見れますね!

 

 

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出典:https://gentleman-liberalarts.com/athena/

 

 

こういう神話系も好きなので

調べていて面白かったです!

 

 

ちなみに

パルテノン神殿に行くときは

地面が大理石の石畳になっているので

 

靴底がゴムになっている履き物が

おすすめですよ!

 

 

今日はこの辺で٩( 'ω' )و

 

 

次回は

 

ギリシャの美しい碧についてと

 

ちょっとした雑学、

美味しいたべもの😋について特集します!

 

では、また*˙︶˙*)ノ"

 

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